sohramame’s 「吉備の古代を想う」吉備氏・尾張氏

岡山(吉備)の古代史についてですが、上古代日本史全般についても書いてます

2018-01-01から1年間の記事一覧

イニエ・知初國(はつくにしらす)物語1-16 巻向の神々

第10代崇神天皇のお話で、宮の神々のパートです。フトニ(孝霊天皇)の子で、第9代開化天皇とは従弟の関係です。イニエ(五十瓊殖)の「ニ」はフトニの「ニ」と同じ。「瓊」(たま、硬玉、ヒスイ)の意味です。会話・心情は創作ですが設定・背景は事実だと考…

オオヒヒ(開化天皇)のお話

第9代開化天皇のお話です。クニクルの子で、第10代崇神天皇とは従弟の関係です。オオヒヒは大日日と表わされます(動物のヒヒではありません)。 会話・心情は創作ですが設定・背景は事実だと考えてます。#オオヒヒ 1 オオヒコの弟は王に就いた オトという名…

クニクル(孝元天皇)のお話

第8代孝元天皇のお話です。クニオシの子で、第9代開化天皇の父です。会話・心情は創作ですが設定・背景は事実だと考えてます。 #クニクル 1 フトニの弟の名は、クニクル 父はクニオシなので 磯城一族の母、細(クワシ)姫が 名付けたのだろう クニクルはフト…

フトニ(孝霊天皇)のお話

第7代孝霊天皇のお話です。クニオシの子で、第10代イニエ(崇神天皇)の父です。記紀の記述と違いでしょう?これが真実の歴史です。会話・心情は創作ですが設定・背景は事実だと考えてます。#フトニ 1 フトニはクニオシの子、長男 磯城の妃から生まれた子で…

クニオシ(孝昭天皇)のお話

@kmichi13 2018年9月22日 第6代孝昭天皇のお話です。スキトモの子で、大人になるまでカエシネが代行の王を務め、成人後王になった人です。記紀の記述と比べて、孝安天皇と孝昭天皇の順序、和風諡号は入れ替わってます。会話・心情は創作ですが設定・背景は事…

カエシネ(孝安天皇)のお話

第5代孝安天皇のお話です。(間違いではありません) スキトモの子が幼少のため代行で磯城一族から王になった人です。代行と言っても後世には直系の王にされてますが…記紀の記述と比べて、孝安天皇と孝昭天皇の順序、和風諡号は入れ替わってます。 会話・心…

スキトモ(懿徳天皇)のお話

第4代懿徳天皇のお話です。イワレヒコの孫ですが、父親はxxxなのです。会話・心情は創作ですが設定・背景は事実だと考えてます。 ちなみに懿徳=美徳の意です。#スキトモ 1 兄オキソミミは政治に、王になることに 全く関心を示さなかった イワレヒコ王国では…

タマテミ(安寧天皇)のお話

第3代安寧天皇のお話です。イワレヒコの子であり、ヌカワミミ(綏靖天皇)の異母弟です。会話・心情は創作ですが設定・背景は事実だと考えてます。#タマテミ 1 母イスズヨリ姫は姉のイスズ姫と ほぼ同時にイワレヒコの妃となり ほぼ同時に懐妊した なのでタ…

ヌカワミミ(綏靖天皇)のお話

本当は次はタギシミミの執政が入りますが、次代天皇のヌ(ナ)カワミミ(綏靖天皇)のお話です。会話・心情は創作ですが設定・背景は事実だと考えてます。#ヌカワミミ 1 (記紀ではヌナカワミミですがお話の中ではヌカワミミです) イワレヒコ(神武天皇)を継いだ…

イワレヒコ-神武東征 第4部「決戦~即位~完」

東征完了後は、イワレヒコ王国=初期大和王国の物語に移っていきます。#イワレヒコ 61 丘の上で剣をかざすと何が起きる? イワレヒコは怪訝に思ったが ゆっくり考えてる暇はない もう運を天に任す! と腹をくくり、自軍が左展開するのを見ながら 周りから良…

イワレヒコ-神武東征 第3部「中洲突入-決戦」

おさらいです。出発地は筑紫・伊都国(糸島市)、難波から紀伊水門を経由し、紀ノ川遡上~吉野~宇陀~橿原が正しい東征のルートと考えています。#イワレヒコ 41 イワレヒコ一行は早速近くの高倉山に登り 中洲の方向を見渡した オトウカシの情報通りあちこち…

イワレヒコ-神武東征 第2部「紀ノ川遡上-宇陀 建国の士集う」

イズセ(五瀬命)の死後、イワレヒコ一行は紀の川河口から遡上し、吉野~宇陀へのルートを進みます。#イワレヒコ 21 名草邑のナグサヒメは静かに現れたイワレヒコ一行を追い払うべく 一斉に弓を射かけてきた イワレヒコは最初から 矢を受ける囮隊と敵の背後…

イワレヒコ-神武東征 第0部「創世」

イワレヒコ(神武天皇)が東征を始める前の舞台(状況)です。創作ではなく、これが真実の歴史!と思って書いてます。#イワレヒコ 0-1 紀元2世紀(AD100前後)原始邪馬台国は 高天原(久留米市高良山付近)に都を構え(卑弥呼の150年ほど前) 栄えていたが そ…

イワレヒコ-神武東征 第1部「船出-手痛い敗退」

Twitterで呟いてるイワレヒコの物語風東征説話をこちらに転載します。#イワレヒコ① 20歳を過ぎたばかりのイワレヒコは伊都から玄界灘を見渡しながら この国では王にはなれないので東に新天地を求めに出立する 兄のイズセノミコトに向かって言った 「兄ちゃん…

古代史考察-2吉備氏外観 前方後円墳・前方後方墳・円墳まとめ

吉備氏に纏わる(と私が考える)前方後円墳・前方後方墳・円墳は全て訪問しましたので表にまとめてみました。1.兄・吉備津彦(上道氏)系統 NO 形態 古墳名 推定被葬者 世代 全長 造墳時期 01 方円 浦間茶臼山古墳 五十芹彦命 初代 140m 4C前半 02 方円 湊…

遺跡訪問-24.鬼ノ城(鬼城山)

今回は、古墳では無く古代山城跡、鬼ノ城に訪問しました。(鬼ノ城・鬼城山どちらでも間違いないと思いますが、この記事では鬼ノ城に統一しておきます) なぜ鬼ノ城かというと、吉備氏(上道氏・下道氏)の古墳訪問を完了して締めくくりとして、吉備氏が最初…

神社訪問-5.高松最上稲荷奥の院、竜王山一乗寺

最上稲荷ならびに奥の院は神社っぽい場所ではないですが(神仏習合なので)神社訪問とさせてください。鳥居も沢山あるし。しかし、最上稲荷も一乗寺も目的地ではありません。私の目的はひたすら竜王山。といっても竜王山は一乗寺の境内の中にあり、八大竜王…

神社訪問-4.葦守八幡宮、葉田葦守宮跡

吉備氏(上道氏、下道氏)の前方後円墳訪問は完了したので、神社他の遺跡訪問に移っていきます。 今回は、葦守八幡宮および葉田葦守宮跡に訪問しました。説明は不要かとは思いますが足守にあります。なぜここかと言いますと、私、応神天皇が大変気になってお…

遺跡訪問-23.宿寺山古墳とこうもり塚古墳

下道氏陵墓訪問の締めとして、宿寺山古墳とこうもり塚古墳に訪問しました。宿寺山古墳は昔の山陽道沿いの南側に位置します。町中にあるので古墳はすぐ見つかります。ただし往時の面影はありません。木々がいっぱい生えたこんもりした丘、としか見えません。…

遺跡訪問-22.小造山古墳

行ってきました小造山古墳。行くまでは場所がわからず、捜索難航は必至!と不安いっぱいの出発だったのですが、事前に偉大な先人のNETの教えを見たので、工業団地から入ってすぐに見つけることができました。ただ、場所はすぐに分かったんですが、墳丘(後円…