遺跡訪問-4.一本松古墳

半田山植物園の中にある前方後円墳です。植物園の風景と一体化してるのであまり古墳!とした印象はないです。5C中頃、造山・作山古墳とほぼ同時期の古墳と見られ、応神・仁徳天皇の治世の頃の墳墓だと思われます。

古墳規模から言って造山・作山古墳には及ばないので、造山・作山古墳の被葬者に繋がる一族の墓なのか、単なる被支配者の墓なのかは興味のあるところです。

造山(または作山)古墳の被葬者を応神朝で活躍したと思われる吉備臣の祖、御友別命と比定すると、一本松古墳の被葬者を息子で三野臣祖の弟彦と推定することもでき、出土した眉庇付冑・短甲などの鉄製武具、鍛冶具などを見るとかなり軍事的な力を持ってた様子も伺え、これは悪い推理ではないな、とも思えます。(笑)

また製鉄が盛んであったと考えられることから、伊福部氏に繋がる一族(または伊福部氏そのもの)が蟠踞した跡、と考えることもできるので、私の考える「岡山平野は尾張氏・伊福部氏が開発したのでは?」の論拠となりうる古墳だと思っています。

 

(ご参考)

一本松古墳